ペーパースクリーン版画について《出会い》
私がまだ20代の頃、
ちょっと遠くに住む友人と
1ヶ月に2回、朝から晩まで
ギャラリーや美術館を
見て回る…というのを、7・8年続けていた頃でした。
その頃には、なじみになる作家さんや、親しくする海外の
作家さんも増え、その作品を買ったり…して
購入した作品を綺麗に飾りたいなあと思っていたのです。
それで、その頃勤めていた会社に出入りする
インテリアコーディネーターの人の紹介で
あるギャラリーを紹介されました。
そこで、かなり大きな山水画の作品を額装してもらい、
重いからと、なんと自宅まで持ってきてくれました。
そのときに「エクスリブリスって知ってる?」といわれたのです。
勿論知っていました。
本の折り返しに張って、自分の本だと示す紙の宝石。
ギャラリーの人は、孔版をしていて、
その方のお父さんが先生になって、教室を開いていると聞き。
興味を持ちました。
「孔版で書票(エクスリブリス)を作ると楽しいよ」
という言葉も魅力的でした。
ペーパースクリーン版画の第一人者である
大場正男先生の教室に入るのは、それから何日もたたない位
速攻で行動。
教室には、大場先生を中心に、多くの先生方がおられて
中でも、平田博先生に良く教えていただきました。
平田先生とは、この教室に入る前に、ギャラリーめぐりの折に
合っていたんですよ。
ステキな偶然でした。仕組まれていたのかもしれません(笑)
当初は小さな作品を作るつもりだったのですが、
予想以上に面白く、書票の事は忘れて、大きな作品を
作ったりしました。
それから・・・・今年で13年です。
先生に教えていただいたのは、3年。
その後は結婚して故郷を離れ、関東の住人になりました。
ほんとに良く続いたと思いますし
これからも辞めるつもりもありません。
正直、一般に馴染みの無い技法で、画材の大半が市販では
手に入りません。
辛いと思う事もありますが、ペーパースクリーンの魅力は
まだ始めた頃の光を保ったままです。
最近、ちょっとづつあの時に言われた〝書票〟を刷り始め
また楽しみが増えました。
大場先生は、今年の初めに永眠されました。
結婚してから合う事はかなわず…今でも残念です。
余りいい生徒ではありませんでしたが
これからも長く続けるという事で、大目に見てくださるでしょう(笑)
取り留めのない文になってしまいました
今後は画材の説明とかもしてみたいです。
写真は、勿論・自作のペーパースクリーン版画。タイトルは「Kaze」
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